海中で舞う白い雪 – マリンスノーとは?

深海の神秘、白い雪のような「マリンスノー」 雑記
深海の神秘、白い雪のような「マリンスノー」

どうも、WEB五郎さんです。

マリンスノーはご存知ですか?今回は深海に降り積もる雪…その名もマリンスノーについて。

白っぽいものが浮遊して見えます。海の中で白い雪が舞い降りているような神秘的な光景です。

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マリンスノーとは?(marine snow)

海雪ともいう。海中をゆっくり沈降する降雪のようにみえる微小物体の総称。バチスカーフなど潜水球で潜水したときに雪のような光影が認められたため,この名がつけられた。バチスカーフの探検によれば,日本海溝では表層水から数千mの深海まで分布する。
引用元:コトバンク

潜水艇「くろしお号」で潜航された北海道大学の鈴木昇博士と加藤健司博士がマリンスノーと命名したとされています。

海中に見られる陸上の降雪に似た光景

真っ暗な深海に白い雪が舞い降りてくるのはなんとも神秘的ですね。
幻想的なこの様子は、海に降る雪「マリンスノー」と呼ばれます。

深海でしかみられない現象

marinesnow

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水深200mより深い深海、太陽の光が届かない世界で見られると言われています。水深200m以下で棲息する藻食性プランクトンや肉食性プランクトンなどの小型海洋生物は食物連鎖をしながら活発な鉛直移動を行っています。

それらプランクトンを捕食する生物が少ないため、大量のプランクトンが存在しています。その大量のプランクトンの排泄物、死骸や抜け殻、魚のフンなどがそのまま深海まで降りていきます。
降りていく過程で様々な物質同士が寄り集まって、雪のように合わさったものがマリンスノーと言われています。

これらは水深が深くなるほど少なくなるとされており、深海とされるエリアであれば多く見られるとのことです。

WEB五郎さんチョイス

さらに深海奥深くまで降りたマリンスノーは深海に棲む海洋生物の貴重な食料となります。

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