金正男襲撃事件、北朝鮮は依然協力せずマレーシアの非難を続ける

不祥事
暗殺の実行犯とされるシティー・アイシャ(左)ドアン・ティ・フォン(右)、襲撃された金正男氏(中央)

2人の女性はベトナムのDoan Thi Huong(ドアンティフオン)とインドネシアのSiti Aisyah(シティアイシャ)。マレーシアの首都クアラルンプール近郊のセパン裁判所で起訴された。金正男氏を猛毒神経剤を用いた襲撃の実行犯とされている事件で起訴は2人が初めて。

2017年2月13日、2人の女性が突然現れ、後に猛毒の神経済VXとして判定された手のひらで顔に塗りつけた。公開されている動画には黒い布か手袋を着用していたのが確認できる。

金正男氏は、空港のサービスカウンターで助けを求め、プトラジャヤ病院に搬送中に息を引き取ったとされている。

金正男氏は2017年2月6日にキムチョルの名を使い北朝鮮のパスポートを持ってマレーシアに来ていた。

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金正男氏が猛毒の神経剤VXで襲撃された事件

2017年3月3日現在、マレーシア警察のハリドアブバカル警察庁長官によると、金正男氏を襲撃した7人について、北朝鮮や大使館側から情報を受け取っていないとのこと。

北朝鮮大使館が警察に協力をしていないと述べている。

「彼らはいかなる形の協力も行っていない。彼らが引き続き協力しない場合、マレーシア警察は次の行動を取る」とコメントしている。

これまでの概要

ハリドアブバカル警察庁長官は2月22日、金正男襲撃の当日にマレーシアから北朝鮮へ帰国した4人の北朝鮮人を引き渡すこと、事件解決に向けていかなる努力も行うよう協力を北朝鮮側へ求めました。

北朝鮮に帰国した4人の男性は、北朝鮮に帰国していると見られている。

  • リ・ジヒョン Ri Ji Hyon(33)
  • ホン・ソンハク Hong Song Hac(34)
  • オ・ジョンギル O Jong Gil(55)
  • リ・ジェナム Ri Jae Nam(57)

そして、マレーシア警察は以下の3人を追跡中。

  • 北朝鮮大使館2等書記官 ヒャン・クァンソン(44)
  • 北朝鮮の高麗航空職員 キム・ウキル Kim Uk Il(37)
  • リ・ジュ Ri Ju U / James(30)。

金正男氏襲撃事件の女性容疑者2名が起訴

ドアンティフォン Doan Thi Huong

2人の女性実行犯、ベトナム国籍のドアンティフォン Doan Thi Huongとインドネシア国籍のシティアイシャ Siti Aisyahは、セパン近郊にある裁判所で金チョルを襲撃した件で起訴された。

シティアイシャ Siti Aisyah

セパンの裁判所

Sepang Magistrate’s Court

北朝鮮国籍の男が釈放される

クアラルンプール ; リチョンジョル

3月3日、リ・ジョンチョル Ri Jong Chol(46)は告訴できる有効な証拠を集められなかったとして、嫌疑不十分にて釈放。その後はクアラルンプール国際空港まで護送され北朝鮮へ強制送還される。

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